安倍元首相を静かに送りたい

本日14時から安倍元首相の国葬

執り行われています。


僕の近所の奈良市大和西大寺駅

銃撃されたこともあり、

事件当日はショックで

何も手が付きませんでした。


日本国民の一人として、

謹んで安倍氏を送りたいと思います。


なんだか国葬に反対する人の方が

世間では多いようで、

日本武道館の周辺では

デモ隊が出て大騒ぎしているようですが、

僕は国葬賛成の立場から

ハッキリ申し上げたいと思います。


「日本人ならせめて葬式の日ぐらい
 静かにしとけ」と。


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【奥さん、喪服姿もいいですね】



僕は単なる安倍信者ではなく、

日本経済にとってプラスのことを

した政策には評価を、

マイナスなことをした政策には

批判をしてきました。


安倍元首相の評価を総合的に見ると、

民主党時代の70円台とかいう

末恐ろしい円高状態を是正し、

量的緩和による株式市場の活性化と

雇用の改善など、プラスになった

功績が多くありました。


その一方で消費増税など、

絶対にやってはいかんだろという

悪法もありました。


これらを見た時に、財務省こそが日本の

健全な成長を邪魔している組織であり、

彼らの権力を担保している

「財政法」こそが日本のガンであって、

GHQのかけた呪いなのだな、

ということに気づかされたものです。


安倍氏はよく

「戦後レジュームからの脱却」

という言葉を使っていましたが、

まさに安倍氏の戦いは

戦後体制との対決だったわけです。


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安倍氏の在任中に

もっとも国が揺れたのは

集団的自衛権の承認」でしょう。


カンタンに言えば、

日本を守るために在日米軍の力を

借りようとしているのに、

在日米軍が攻撃を受けたときには

日本は米軍のためには戦えません、

などというおかしな理屈は

世界では通らない、という話です。

当たり前でしょうが。


これがものすごい騒ぎになったのは

あなたの記憶にも新しいでしょう。

シールズとかいうワケの分からない

連中が現れて、

太鼓を叩きながら「戦争反対」とか

「徴兵制反対」などと叫んで

大騒ぎしていたわけです。


冷静に米国の立場で考えてみると、

なんで命をかけて日本を守らなきゃ

いけないんだ、と思って当然。

あそこで集団的自衛権の承認を

決めなきゃ、在日米軍の縮小も

充分あり得る展開でした。


「日本は戦争を起こそうとしている!」

などと騒いでいましたけどね、

あれから10年経ってどうなりました?


日本は他国に戦争を仕掛けましたか?

徴兵制は復活しましたか?


それどころか、

チャイナは香港を軍事制圧し、

台湾と尖閣に軍事的圧力をかけ、

ロシアはウクライナ侵略戦争

仕掛けているでしょうが。

戦争を起こしてるのはいったい誰よ?


日本の自衛隊だけでこの危機を

乗り越えられるわけがない。

あの時は本当に危なかったんです。


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今の時間、ちょうど安倍氏国葬

執り行われています。

会場周辺で大騒ぎして国葬に反対する

デモをしているご老人の方々へ、

一言だけ申し上げたい。


ここが日本で良かったですね、と。


アベはヒトラーだ、だの
独裁の全体主義だ、だの


騒いで国葬に反対しているようですが、

そのデモが安全にできているのは、

安倍氏ヒトラーでも全体主義でも

なかったからでしょうが。


ロシアやチャイナや北朝鮮

そんなデモをした日には、

速攻で逮捕・連行されて

悪ければ処刑されるのがオチです。

ホンモノの独裁・全体主義ってのは

そういうもんです。


日本人なら無念にもテロリストに倒れた

元首相を静かに見送りなさない。

たとえ政治信念が異なろうと、

死者にムチを打つのは恥ずべきことです。


僕は日本人の一人として

安倍元首相を静かに見送りたい。


願うのはただ、それだけです。