失われた30年の理由はハッキリしてる

今月の21日に米国のFOMC

金融政策を決定する会合があり、

そこでさらなる利上げが行われると

見られています。


米国の景気が一気に上昇しすぎて

インフレが加熱してきたので、

利上げして抑えようってわけです。


米ドルの金利が上がれば、

どんどんお金はドルに流れ込み、

円からドルに変える人が増えるので

ますます円安は進んでいきます。


さらなる物価高が起こっていきそうな

雰囲気ですけれど、

相変わらず給与は上がらないし、

貯金の利息もほとんどつきません。


というか、日本の給与はバブル崩壊

30年ぐらいずっと上がっておらず、

預金の利息もずっと低いまま。

景気もよくなるどころか

悪くなっていく一方な気さえします。


「米国はどんどん景気がよくなって
 加熱を抑えようとしているのに、

 なんで日本はいつまで経っても
 景気が悪いままなの!?」


そう疑問に思うでしょうけれど、

この理由は実は一つしかありません。


景気が悪いのに政府が出費をケチり、

しかも増税なんかしている。

だから何十年経っても

ちっとも良くならないのです。


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【奥さん、何年経っても良いですね】



国の経済というのは、


「景気が悪い時は

 政府がたくさんお金を使って、
 減税をして国民のお金を増やし」

「景気がよくなって
 インフレが加速・加熱したら

 政府が金利を上げ、増税をする」


この2つを使い分けてバランスを

取っていくのが基本です。


米国はまさにそれで、コロナ騒ぎでの

経済縮小に対応するため、

大量のばら撒きと財政出動を行いました。


どれぐらい凄いかというと、

トランプ時代だけでも日本の何倍も

バラまいていたのに、

バイデンになってからは600兆円!

とかいうとんでもない規模の

お金を支出する計画を立てました。


そうしたら今度は景気がよくなりすぎて

インフレがヤバくなってきたので、

それを利上げで抑えにきているわけです。

でもまだ増税はしない。

国民に負担を強いるのは最後だからです。

米国の政策は経済の基本通りですね。


じゃあ日本はどうか?

コロナ前に消費税を5→8→10%と

景気が悪いのに2回も上げました。

需要がないからデフレなのに、

さらに増税で抑えにかかったわけです。


コロナになってからは一律給付として

10万円を配布したこともありましたが、

減税はほぼしませんでした。


景気が悪いのに増税して、

さらに支出もケチればどうなるか?

そりゃ国民はどんどん貧しくなります。


そんな中、円安とウクライナ戦争で

物価が次々に高騰。

給与は上がらないのに、

物価だけが上がっていって、

みんなが貧しくなっているのです。


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じゃあどうすればいいのさ?

ということですが、

日本も米国と同じように

バラまいて減税すればいいんです。


マイナンバーカード作って2万ポイント

とかセコいこと言ってないで、

20万ポイントぐらいくれたらいい。

そしたらみんな目の色変えて作るし、

じゃんじゃん消費して需要が上がる。


さらにキャッシュレス還元を復活させて

消費税を全額ポイントバックする。

ポイントばら撒きだからほぼ全てが

貯金ではなく需要になる。

そしたらみんながお金使いまくるので、

景気はどんどんよくなっていきます。


そんで景気が加速しすぎて

インフレがやばくなってきたら、

利上げと増税で加熱を抑える。

本来増税というのは予算の確保ではなく

インフレの抑制に使うものです。

実際に米国は

目の前でそれをやってるでしょうが。


でも、なんで日本ではそうしないの?

という話になるわけですが、

今日は長くなったので続きはまた明日。


これは国民一人ひとりが理解して、

動かないと変わらないよ、

とだけ言っておきます^ー^