適性を見誤ると人が死ぬことになる

ここ数日、通園バスに置き去りにされた

女の子が熱中症で死亡した事件が

大きく報道されています。


車内の確認せず「登園」扱いに
バス置き去りで3歳女児死亡
https://news.yahoo.co.jp/articles/78de0bb858f8987a1830c226f36303f6b14c130b


この事件が起きた背景や理由が、

専門家からヤフコメに至るまで

見解として山ほど出てきています。

その大半が園長に対する批判や、

大半は園のチェック体制の不備を

指摘するものばかりなわけですが、

僕は違った観点でこれを見ています。

それは、


「きっと僕だったら同じことを
 絶対やるに決まってる。

 だから人の命にかかわる仕事は
 最初からしてはいけない」


アスペ持ちでADHDのワタクシは

強くそう思ってしまうのです。


そう、何事も自分の適性を見誤ると

自他ともに不幸になるだけなのです。


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【奥さん同じこと何度もするんですね】



「自分がしたいこと」と

「自分の得意なこと」が一致している

人ってそう多くはないと思うんですよ。


好きなことは他にあるけれど、

稼ぐためには仕方がないから

この仕事をしている、

という方が圧倒的に多いと思います。


僕はありがたいことに、

好きなことを仕事にして

収益を得させてもらっていますけれど、

それは単にただのまぐれであり、

結果的にラッキーなだけ。


仮に僕が「子供が好き」で、

「子供関連の仕事をしたい」と思っても、

絶対にその道を選んではダメなんです。


何しろADHDなので注意が散漫で、

細かいことに気づけない。

たとえば自分の子供が目の前で、

ライターとかで火遊びしていても、

それが危険なことだと認識できない

ことが多いんです^^;


だから他人様の子供を預かるなんて

考えただけで末恐ろしい。

それこそバス置き去りで死亡、

なんて事になってしまいます。


自分のしたいこととよりも、

自分の適性を考えることのほうが

遥かに重要だと思うのです。


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全く同じことは起業・副業にも

言えることです。

残念ながら、多くの方は

ビジネスには向いていません。


理由は、労働者を育成するための

学校教育を長年受け続け、

同時に、親や友人知人からも

労働者としての正しい生き方を

教え続けられるからです。


だから起業ビジネスも

労働者と同じアプローチをしてしまう。

例えば、


みんなと同じことをすると安心する
後発で他人のマネをして稼ごうとする
やり方重視で正解があると思い込む


こういう考え方をするわけです。


残念ながらこれらは全て誤りですが、

そう考えてしまのは仕方がない。

労働者としての教育しか

受けてこなかったのだから。


それでも絶対にビジネスで稼ぎたい、

ビジネスに適性があるかどうかは

実際にやってみないと分からない!

そう思うなら、

予算と期限を決めて挑戦してみて

プレイヤーとしての能力を

見極める時期があってもいい。


僕はそこで自分に適性があったから

続けることにして今日がある。

ただ、それだけのことです。


もし予算と期限を決めて、

それが達成できなかったなら、

思い切って諦めることも必要です。


自分自身に適性がないことを続けるのは、

自他ともに不幸なこと。


時には人を死なせてしまうこともある。


好きなだけ、やりたいだけでは

続けていくことはできない。

自分の適性を冷静に測ることも

非常に大切なことなのです。